TEL:03(3355)1135 [予約優先]

2008.12.21
初回はデジタルパーマについて・・・です。
デジタルパーマって何?
という質問が多いので数回に分けて説明していきます。(少々マニアックな世界です)
日本にパーマネントウェーブが入ってきたのが大正12年。
その当時の画像がこちら↓

現在ののデジタルパーマにそっくりでしょう?
そうなんです。元々日本に入ってきたパーマってデジタルパーマだったんです。
(パーマ液や細かい手順などは多少違いますが大まかな理論的には)
因みに当時は電髪と呼ばれていました。
じゃあなぜ電髪がなくなったのか?
理由は色々あると思いますが1番はパーマ液の進歩にあると思います。
当時はパーマ液だけではパーマがうまくかからず熱の力が必要でした。
それからのパーマ液の進歩で熱の力がなくてもパーマがかかるようになったんですね。
さらに進歩すると今度は現在で言うクリープ期がなくなり大幅な時間短縮が可能になりました。
(最近では酸リンスだけで中間水洗もしないサロンも多いらしい・・・ここまで抜くと手抜きですね・・・)
まとめると
デジタルパーマ(電髪)は
①パーマ液の力(シスチン結合の還元と酸化)
②熱によるコルテックスの移動(髪の内部のたんぱく質の移動)
③時間によるコルテックスの移動(スチームを使う場合もあります)
の3つの力でウェーブを作ります。
通常のパーマ(コールドパーマ)は
①のパーマ液の力
だけでパーマをかけます
現在の美容学校でも勉強するのはパーマ液の原理(シスチン結合の還元と酸化)だけです。
縮毛矯正とコテパーマ、パンチパーマは
①パーマ液の力
②の熱によるコルテックスの移動
でかけます。
LANTISでのクリープパーマは
①パーマ液の力
③の時間によるコルテックスの移動
でかけます。
コールドパーマが出始めた頃のかけ方に近いです。
じゃあ、なぜデジタルパーマやコテパーマがここ数年で復活したかなんですが
1、スタイルの多様化
(熱を使うパーマは今までのパーマでは作れなかったスタイルが作れて自分でも再現がしやすい)
2、毛髪科学の進歩
(髪のダメージとは何なのかを科学的な視点から研究して本当の意味での補修が出来るケア剤を販売するメーカーも出てきました。まだまだそういうメーカーも少ないし扱える美容師も少ないですが)
3、2による更なるパーマ液の進歩
(これによってダメージが大幅に抑えられるようになりました。ただ昔からのパーマ液が悪いというわけではなく今までより幅広く色々な髪の状態に対応可能になったということです。LANTISでも昔ながらの還元剤のチオグリコール酸は使います。最近は化粧品登録のシスアミやラクトンチオールがメインになりつつありますが・・・)
が考えられます。
そして、ここからが今回一番書きたかった事なんですが
デジタルパーマって痛むんでしょ?
って思ってる方や美容師は多いと思います。
上記にあげたように通常のパーマは①のパーマ液の力だけでパーマをかけデジタルパーマは①②③の力を使います。
普通に考えると使う力の数は少ないほうが痛まないように感じると思いますが
パーマ液のパワーを大幅に下げても熱の力を使えばパーマはかかります。
しかも
熱の力を使えばパーマ液を髪に効かせてる時間が少なくてもかかります。
これかなりポイントです。
要は同じパーマ液を同じ時間効かせてかければ熱を使う分いたみます。
しかしデジタルパーマだとパーマ液によるダメージが少なくてもかかるんですね。
パーマ液には弱いけど熱には強い髪質や状態の方、または逆の方等色々な方がいらっしゃるので
一概にどちらが良いとかではなくスタイルや髪質に応じて使い分けるのがベストです。
たまに他店でデジタルパーマをかけたら痛んだという話をお聞きします。
これには
パーマ液の選択のミス
パーマ液をどのぐらい効かせるかのミス
使う温度のミス
熱を当てている時間のミス
が考えられます。
デジタルパーマ等のホットパーマは通常のパーマより工程が多く選択の幅が広いので
しっかりとした知識が美容師側に必要です。
しかし選択の幅が広い分、様々なスタイルや髪質に対応出来るんですね。
次回はLANTISで実験しているパーマの事を書いていきます。
投稿者: 新宿 代々木 美容室 ランティス | パーマリンク
